決勝トーナメント無得点 メッシの「大会MVP」に疑問の声

公開日: 更新日:

 この日のメッシの走行距離は90分でたった7892メートル。延長の30分を含めてやっと1万507メートルに達した。ちなみにドイツGKのノイアーでさえ6779メートル。シュバインシュタイガーは1万5073メートルだった。メッシは前半の試合中のピッチ内で嘔吐するなどコンディションに問題があったとはいえ、ボールが来るまでほとんど動かない今大会の姿は異常だった。

「そんなメッシが大会MVPに選ばれたのですから、首をかしげざるを得ません。大会MVPは記者投票で決まり、投票は決勝戦の前から始まる。決勝戦でのパフォーマンスは、ほとんど反映されません。優勝したドイツにはMVP候補が4人いたので票が割れたこともあるのでしょうが、それにしても、です。メッシMVPには商業的にスターが欲しい、作りたいFIFAの思惑が透けて見えます」(前出の六川氏)

 準々決勝で敗退した06年、10年大会で「戦犯」と批判されたメッシは、3度目のW杯でも輝きを放つことはできなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動