FA黒田にオファーなくヤンキースと“決別” 他球団に移籍へ

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 今季のヤンキース投手陣を支えたベテラン右腕の移籍が現実味を帯びてきた。

 旧所属球団がFA選手に対して1年契約を提示する「クオリファイング・オファー」(QO)の申請が3日(日本時間4日)に締め切られ、ヤンキースは黒田博樹(39)にオファーしなかった。

 QOは12年に導入されたFA移籍に伴う旧所属球団への補償制度。戦力として計算する選手に対して、その年の年俸上位125選手の平均年俸額(今年は1530万ドル=約17億4400万円)で引き留めを図るものだ。その選手がQOを拒否して他球団と契約した場合、見返りにドラフト上位指名権を得る。

 今季の黒田は32試合に登板して11勝9敗、防御率3・71。サバシア、田中ら先発陣が相次いで故障で離脱する中、唯一、ローテーションを守った。5年連続2ケタ勝利をマークしたが、ヤンキースは来年の2月で40歳になる黒田に1530万ドルの価値はないと判断したようだ。

 黒田を巡っては、複数のメジャー球団が獲得に動くとみられている。

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