「野村監督辞任」は広島からヤンキース黒田への“ラブコール”

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 広島の野村謙二郎監督(48)の辞任が8日、発表された。CSファーストステージを直前に控えたこの時期の球団発表に球界は騒然としたが、実は辞任自体は既定路線。野村監督の退団は今季開幕前からチーム周辺でささやかれ、これまで何度も記事になっていた。

 昨年はストレスなどで肉体、精神ともにボロボロ。病院に通い、睡眠薬など処方された薬を飲みながら何とか13年シーズンを乗り切った。オフには「限界です」と辞意を申し入れたものの、松田オーナーから「情けないことを言うな!」と一喝され、1年契約で続投したという経緯がある。すでに後任には緒方孝市野手総合・ベンチ担当コーチ(45)の昇格が内定している。

 8日、教育リーグのロッテ戦後に取材に応じた野村監督も、「シーズン前から今季でけじめをつけようと思っていた。(CS直前で)タイミングが悪いのは重々承知。選手にはこういう形になって申し訳ないと伝えた」と、今季限りで辞めるつもりでいたことを吐露している。

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