日本シリーズ単独首位発進も 小田孔明を襲う「賞金王」の重圧

公開日: 更新日:

 たった1日が終わっただけだが、藤田に5打差をつけて小田は有利な立場になったのに、弱気発言を繰り返したり、自信なさげで疲れ切った様子だった。

 こんな精神状態であと3日持つのか。ゴルフジャーナリストの早瀬利之氏がこう言う。

「賞金王になればマスターズなどに出場できますが、小田はプレッシャーに弱く、押し潰されてしまうところがある。昨年の日本オープン、今年の日本プロゴルフ選手権でも最後に優勝をさらわれるなど、ここ一番に弱く、それがトラウマになっているのでしょう。気持ちの切り替えがヘタで、いつまでも引きずってしまう。これが追う側ですとまだラクなのでしょうが、追われる側になると、精神的余裕がなくなる。ましてや相手はしぶとい藤田です。この大会3勝と相性が良い上、経験豊富で1日で5打差をひっくり返す爆発力もある。小田は、それを何度も目の前で見せられているから、ヒタヒタと迫ってくる藤田が怖くて仕方ないのでしょう」

 心臓バクバクで、最近では「緊張するとお腹が痛くなる」という小田。初日首位発進でプレッシャーがさらに大きくなったか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    概算金が前年比で3~7割高の見通しなのに…収入増のコメ生産者が喜べない事情

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(45)勝新太郎との交友「図体や印象より、遥かに鋭利なものを持っていた」

  1. 6

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円? DeNA戦で市場価値上げる“34戦18号”

  2. 7

    高市早苗氏の「外国人が鹿暴行」発言が大炎上! 排外主義煽るトンデモ主張に野党からも批判噴出

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に