タイトルか引退か…巨人・阿部 一塁転向でむしろ崖っぷち

公開日: 更新日:

 強肩強打の捕手として「巨人史上最強」の名をほしいままにしてきた阿部も、今年3月で36歳になる。高橋氏の言うように、ここ数年は体にガタが出始め、衰えを指摘される年齢になった。原監督から課せられる「三冠王」の期待、「3割30本塁打」というノルマも、その裏には、負担を減らすのだからそれくらいはやるだろう、という指揮官のシビアな考えが見え隠れする。

「特に一塁手は打ってナンボのポジション。強打の助っ人に与えられる場所でもある。阿部が昨年のような成績ならば、球団は外国人の補強を考えるでしょう。巨人というのはそういうチーム。原監督が『チームを解体する』と言っているのだから、阿部も例外ではないはず。一塁として結果が出なければ、代打要員への格下げもあるでしょうし、ベンチを温めることも増えるでしょう。その先の引退も意識せざるを得ない。一塁へのコンバートで後がなくなったともいえるのです」(前出の高橋氏)

 一塁手・阿部の、数字との闘いが始まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々