松井・由伸が揃って尻込みする巨人監督「非情人事」の歴史

公開日: 更新日:

「将来の指導者の一角を占める柱のひとつ。十分勉強してもらいたい」

 15日、都内で開かれた巨人のスタッフ会議。初めて出席した打撃コーチ兼任の高橋由伸(39)について、白石オーナーはこう続けた。

「今年40歳。コーチとして次の世代の若い選手にノウハウを伝授していく責任がある」

 原監督は原監督で会議中、「兼任」という難しい立場の高橋由へ全面的に協力するよう他のコーチ陣に呼び掛けたという。

 が、コーチとしての“初仕事”を終えた本人は「不思議な感じがした」と繰り返し、オーナーの「将来の指導者」発言にも、「いずれそういうふうになれるかどうかは、これからの努力次第」とそっけない。「まずは選手として頑張りたい。コーチとしての目標? コーチとして準備をしてきたわけではないので、なかなかないよね」とピンときていない様子だった。

 オーナー、監督がよってたかって高橋由の尻を叩くのは、OBの松井秀喜(40)と並ぶ、次期監督の有力候補だから。その松井も「誰にも分からない」と言うばかり。1歳年下の高橋由もまた、どこか他人事だ。球団関係者が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も