巨人「チーム解体」第4弾? 菅野が“VIP待遇”でエース昇格

公開日: 更新日:

 首脳陣の扱いもベテラン級だ。

「今年はどんどんブルペンで投げてもらう」と宣言していた斎藤投手コーチはこの日、「(菅野は)きのうブルペンに入っていないけど、それは本人に任せている。彼のペースでやってくれれば」と他の投手とは違い、調整を一任していることを明かした。

 同時に同コーチは「ペースアップ指令」を投手陣に出した。捕手から返球されたら、すぐに投球に入るというもの。

「余計なことを考えないように。10球単位でいいからと言ってある。1球投げるのに10秒、20秒かかるヤツがいるから」という新しい試みを、内海や西村らが試す中、もともと投球テンポが速い菅野は、ブルペンでも自分のペースを貫いた。全てが例外というか、特別なのだ。

■原監督は菅野のブルペン視察せず

 菅野の初ブルペンを視察しなかった原監督(56)は「準備はできていたでしょう」とあっさりしたもの。ベテランの杉内、内海以上の信頼があるからこその“大人扱い”といえる。

 若手の求心力も、昨季7勝の内海から菅野へと移りつつある。内海は「(開幕投手争いで)智之(菅野)は10歩先を行っている。下から突き上げないと」と危機感を募らせている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで