今季初会見のマー君が苦笑い 米メディアは「右肘」に質問集中

公開日: 更新日:

「ほとんどの生活リズムは去年、経験している。調整もしやすいし生活もしやすいと思う」――。

 バッテリー組のキャンプインを翌日に控えた20日(日本時間21日)、ヤンキース田中将大(26)が、フロリダ州タンパの球団施設で会見。ルーキーイヤーだった昨季との違いを聞かれると、冒頭のように余裕たっぷりに話した。

 17日には現地で始動していたが、報道陣には対応していなかっただけに、米メディアからは靱帯を部分断裂した右肘に関する質問が集中した。

 田中は「(調整は)順調にきている。普通にシーズンを送れると思う。(体調は)去年の同じ時期よりいい」と悲観的な質問を浴びせる米メディアを真っ向から否定した。

 今オフ、ニューヨークの地元メディアでは田中の右肘を不安視する声が少なくなかった。これに田中は「僕の肘(の靱帯)が切れるかどうかの方が注目されているけど、シーズンが進んでいくにつれて勝つか負けるかをフォーカスしてもらえるように頑張りたい」と苦笑いを見せた。

 この日、ジラルディ監督は「田中に制限をかけるつもりはない」と話し、通常の練習をさせると明かした。

 現時点では万全でも、田中の右肘の故障は、いつ再発してもおかしくない状態だけに、油断は禁物である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性