黒田とイチロー去り マー君に「ヤ軍の重圧心配」と解説者懸念

公開日: 更新日:

 昨季以上に大きな壁が立ちはだかりそうだ。

 右肘靱帯部分断裂からの完全復活を目指すメジャー2年目のヤンキース・田中将大(26)。ルーキーイヤーの昨季は首脳陣から起用法などで配慮され、サバシア(34)、黒田(39)の主力2人に次ぐ3番手の位置付けだったが、今季は絶対的なエース格だ。昨季終了後にジラルディ監督が期待する投手として真っ先に田中の名前を挙げ、「来季はローテーションを守り、(レギュラーシーズンの5分の1近い)32試合に先発して欲しい」と期待を込めて話したのは当然だろう。

「故障明けのため、開幕当初は球数、イニングを制限するなどの配慮はされるにせよ、肘の状態が万全であれば、当然、エースとしての働きを要求される。昨季は疲労を考慮されて中5日で登板したこともありましたが、今季はローテーション通りにマウンドに上がるはずです。エースである以上、どんなに不調でも試合をつくらなければならないし、仮に試合序盤に打ち込まれても降板するわけにはいかない。ジラルディ監督は田中に昨季以上の働きを計算するし、試合展開によっては球数が100球以上に達するのも珍しくないのではないか」(NHK大リーグ中継で解説を務める武田一浩氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”