ジーター引退の影響深刻 マー君は今季「勝ち星半減」も

公開日: 更新日:

「エースとか、何番手とかではなく、(自分が投げる試合は)いつも勝つと思っている。そのこと(肘)も含めて、順調にきています」

 ヤンキース田中将大(26)が22日、古巣コボスタ宮城の室内練習場で自主トレを公開。ダッシュ、変化球を交えたキャッチボール、守備練習などで汗を流した後、報道陣にこう言った。

 メジャー1年目の昨季は右肘靭帯部分断裂で後半戦のほとんどを棒に振りながら13勝5敗。同僚だった黒田(現広島)の退団もあって、今季はエースとしての働きを求められるものの、「やることは変わらない」というのだ。

 しかし、やること自体は変わらなくても、置かれた状況によって結果は変わってくる。今季の田中にとって、何より影響が大きいのはヤンキースのキャプテンだったジーター遊撃手(40)の引退だ。

 晩年のジーターは攻守とも、ニューヨークのメディアから衰えを指摘されていた。昨シーズンの打率は2割5分6厘。10~12年の3年間の遊撃守備の評価を、メジャーの全遊撃手中最下位としたメディアも中にはある。それでも145試合に出場したのは、ヤンキースがジーターのラストイヤーで商売をしたい思惑があったためだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態