本当に怪我なの? グリエルの来日拒否にDeNA“疑心暗鬼”

公開日: 更新日:

 開幕直前のチームに激震が走った。DeNAのグリエル(30)が右太もも痛を理由に、来日を拒否したというのだ。

 高田GMは「故障を理由にしているが、『こっちで体を診させて欲しい』と言っても、『来日しない』の一点張りだった。(来日は)いつになるか分からない。診断書もない」と困惑しきりだった。当初の予定では26日に来日するという取り決めがあった。ところが、グリエルとセットで契約した弟のルルデス・グリエルJr(21)も左手首痛で来日しないという。

 中畑監督は「来日は4月中旬から下旬というところを想定していた。そういう準備はしていた」とは言うものの、チーム内には「ワガママというより、何か裏があるんじゃないか」「グリエルはこのまま来日しないのでは?」と疑心暗鬼になっている者もいる。

「キューバと日本でほとんど休みなく野球をしているから、少し休みたいんだろう。でも、このままメジャーに行っても不思議じゃない。25日にキューバからアメリカに亡命した二塁手のオリベラ(29)が6年6250万ドル(約75億円)でドジャースと契約した。一部ではグリエルは二塁手としてオリベラよりもメジャーの評価は高いというから、さらに高額な契約を結べる可能性もある。グリエルは去年の時点でかなりメジャーに行きたがっていたしね」(チーム関係者)

 そうなれば契約破棄となり、大問題に発展する。可能性は低いとはいえ、今季のDeNAはグリエルに引っかき回されそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」