「復帰登板」先送りで囁かれるオリ金子のしたたかな“計算”

公開日: 更新日:

 昨年オフ、右ヒジ手術をしたオリックス金子千尋(31)が「迷走」している。

 手術直後は本人が「開幕に間に合わせる」と公言していたのに、今月20日には森脇監督から「27日の(開幕)登板はない」と発表された。その後は4月上旬の復帰が濃厚といわれながら、今度は準備していた24日のシート打撃登板を直前回避。無言を貫くエースに代わり、高山投手コーチが「本人の感覚もあるので」と説明した。

 この金子のドタキャンに「ある計算が働いているのでは……」と疑惑の目が向けられているのだ。

 仮に金子が24日のシート打撃に投げていたら、シーズン初登板は4月4日か5日の日本ハムとのデーゲームに組み込まれることが濃厚だったという。

「その試合で登板、その後に中6日のローテーションを守ると、以後は気象条件が投球に影響しがちな屋外球場のデーゲーム(コボスタ宮城、ほっともっと神戸)が続く。4月の仙台は昼間でも気温が10度前後。術後のヒジに負担がかかる恐れがあるし、神戸の気温も侮れないからね」とある球団OBはみている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因