メジャーの「時短対策」 ルーティン多いイチローにダメージか?

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 昨季終了後からしきりに議論されているメジャーの時短対策が、日本人選手に影響しそうだ。

 ロブ・マンフレッド新コミッショナーは時短を重要な改革案の一つに掲げる。投手が必要以上にマウンドを離れたり、捕手が頻繁にマウンドに足を運ぶなど試合進行を遅らせる行為には審判が厳しく注意を促すことになった。

 時短を求められるのは打者も例外ではない。攻守交代の際に全力疾走を怠ったり、打席での無駄な行為は許されない。MLBでは打者の無駄な行為にも目を光らせてスピードアップを徹底させる方針だ。

 これで割を食いそうなのはマーリンズ・イチロー(41)、ジャイアンツ青木宣親(33)の2人。試合進行を遅らせる選手としてマークされる可能性があるからだ。イチローはバットを外野に向けて一回転させ、左手でユニホームの右腕部分をまくり上げるなど、打席に入ってからのルーティンが多い。相手投手の配球を読むため、時には1球ごとに打席を外すこともある。

 青木にしても、失投を促すためか、不要なタイムをかけるのは珍しくない。相手投手を苛立たせるのも打者の技量とはいえ、度が過ぎれば遅延行為と受け取られる。

 イチローは今季メジャー通算3000安打達成を目標に掲げている。打席でせかされてリズムを崩せば、安打数にも影響する。

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