阪神連敗止めるも “外様”ばかり活躍でチームに新陳代謝なし

公開日: 更新日:

 西岡、ゴメス、マートン、福留の4人の外様組の年俸総額は10億円(推定)。出来高を加えればさらに金額は膨らむ。高年俸を払う選手は、不調だろうが簡単には外せない。西岡や福留にしても、昨年まではむしろ、不調でチームの足を引っ張った。

「近年、『ツギハギ補強』を繰り返すことで若手、中堅選手の出場機会を奪い、育成が機能しなくなっている。10年に入団した捕手の城島を筆頭に、最近の補強選手は03年、05年優勝メンバーである金本、赤星、今岡、矢野らが引退した手当てのために獲得してきた。城島引退後は、3年間で藤井、日高と2人の捕手をFA補強している。レギュラーの生え抜き選手は、長らく鳥谷一人だけ。昨季台頭した上本、大和も今季は不調で、先が見えないからね」(OB)

 安易な補強をすることで若手が育たず、若手が台頭しないからまた補強をするという悪循環。カネに飽かした戦略なき編成が、チームの新陳代謝を阻んでいるのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層