阪神連敗止めるも “外様”ばかり活躍でチームに新陳代謝なし

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 13日に阪神西岡剛(30)が海外FA権(9年)を取得した。今季はチームトップの打率.281をマーク。レギュラーの成績が落ち込む中で存在感を発揮し、早くもチーム周辺では「今季で3年契約が切れるが、坂井オーナーが開幕前、キーマンに指名していますからね。FA権を行使すれば、高年俸を用意して必死に引き留めるんじゃないか」との声も聞かれる。

 この日のヤクルト戦でチームトップとなる4号本塁打を放った福留も3年契約の最終年だが、こちらも再契約の可能性が高いともっぱらである。

 2人が目立つということは、裏を返せば、生え抜きの中に彼らを脅かす存在がいないということでもある。今季、阪神のオーダーは捕手と中堅以外はほぼ固定。

 これは一見、理想的な形のように見えるが、チーム打率.230はリーグワースト、112得点もリーグ5位。レギュラー勢の多くが不調に陥っていることが、最下位に低迷する原因となっている。

 それでも選手起用でテコ入れ策がないのは、レギュラーと控えの力量差がハッキリしているからだろう。和田監督は10日の広島戦でスタメンから外したマートンを、わずか1日で復帰させた。

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