伸び悩む阪神・藤浪 「指導者に恵まれない不幸」をOB指摘

公開日: 更新日:

 新人年から2年連続2ケタ勝利を挙げ、3年目の飛躍を期待された藤浪晋太郎(21)が思いのほか伸び悩んでいる。同期大谷翔平(20)は開幕5連勝を果たし、日本ハムのエースに成長しているのに、この右腕は1勝4敗、防御率3.20。今季初登板で初勝利を挙げてから、6戦続けて勝利から遠ざかっている。8日の広島戦では自己最速の158キロをマークするも、5回7失点でKOされた。阪神OBの福間納氏が言う。

「藤浪は今は中途半端なフォームで投げている。今季は体の回転、腕の振りを横回転から縦回転に修正しようとし、インステップの幅も若干小さくなった。だが、まだまだ上半身と下半身のバランスが悪く、抜け球が多い。それで力を抜いて制球しようとしても、打者にとって怖さがなく、ボールにキレもなくなる」

 さらに福間氏は「指導者にも問題がある」と、こう続けた。

「本気でフォームを修正するなら、キャンプの段階からコーチが付きっきりで教えないといけなかったし、開幕までにフォームが固まらないなら以前のフォームに戻すという決断を下すべきだった。キャンプから調整を一任され、中途半端なフォームで苦しむ藤浪を見ていると、適切な指導をしているようには見えない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー