札束攻勢でも最下位低迷のオリ 交流戦中「トレード補強」の噂

公開日: 更新日:

 これ以上、余計なことはしない方がいいんじゃないか。

 リーグ最下位に低迷するオリックス交流戦中にも「補強」に動く可能性があるという。

 オフに「30億円」ともいわれる大型補強をしたものの、開幕直後から故障者が続出。現在も中島、ブランコ、バリントン、小谷野、平野恵ら主力が二軍調整中のため、その穴を埋める選手が欲しい。とはいえ、大型補強で札束をふんだんに使っているだけに、結果が出ていないからといって、もはや球団の金庫は頼れない。そこで、有望若手選手を使った「トレード」での戦力補充を模索しているというのだが、この一手、チームの士気を下げるだけだ。

 オリックスは昨年、僅差でリーグ優勝を逃したものの、万年Bクラスからリーグ2位に躍進。投手、野手ともに若手の成長があればこそだった。そんな連中が売られてしまったら、これまで育てた時間がムダになるだけでなく、年俸に見合う働きをしていない中島、小谷野といったベテランばかりがチームに残ることになる。これではオリックスの未来はなくなるだろう。

 オフのトレードで失敗したフロントが「アピール」の意味合いも込めて動くのだとしたら動機も不純。このままじゃ、オリックスは巻き返しどころか、いよいよドロ沼から抜け出せなくなる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学