札束攻勢でも最下位低迷のオリ 交流戦中「トレード補強」の噂

公開日: 更新日:

 これ以上、余計なことはしない方がいいんじゃないか。

 リーグ最下位に低迷するオリックス交流戦中にも「補強」に動く可能性があるという。

 オフに「30億円」ともいわれる大型補強をしたものの、開幕直後から故障者が続出。現在も中島、ブランコ、バリントン、小谷野、平野恵ら主力が二軍調整中のため、その穴を埋める選手が欲しい。とはいえ、大型補強で札束をふんだんに使っているだけに、結果が出ていないからといって、もはや球団の金庫は頼れない。そこで、有望若手選手を使った「トレード」での戦力補充を模索しているというのだが、この一手、チームの士気を下げるだけだ。

 オリックスは昨年、僅差でリーグ優勝を逃したものの、万年Bクラスからリーグ2位に躍進。投手、野手ともに若手の成長があればこそだった。そんな連中が売られてしまったら、これまで育てた時間がムダになるだけでなく、年俸に見合う働きをしていない中島、小谷野といったベテランばかりがチームに残ることになる。これではオリックスの未来はなくなるだろう。

 オフのトレードで失敗したフロントが「アピール」の意味合いも込めて動くのだとしたら動機も不純。このままじゃ、オリックスは巻き返しどころか、いよいよドロ沼から抜け出せなくなる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…