早実完封負け…鮮烈デビューの清宮は通算19打数9安打2HR
早実は準々決勝までの4試合、いずれも先制点を奪っている。清宮が追う展開で打席に入るのは初めてだった。中軸として自分が点を取らなければならないというプレッシャーがのしかかった。
加えて相手先発の佐藤は昨秋の明治神宮大会を制した右腕。140キロを超すストレートに数種類のフォークを操る。一昨日の秋田商戦では133球を投げて完投しているものの、この日は序盤から140キロ台の速球を投げ込むなど疲れは見られない。140キロ台の速球とフォークが武器の投手との対戦も、清宮にとっては未体験ゾーンだった。
清宮初めての甲子園は通算19打数9安打、2本塁打、8打点、打率.474。桑田真澄(PL学園)以来32年ぶりに1年生で1大会2本塁打を放つなどセンセーショナルな成績を残したものの、一線級投手相手の打撃に課題を残して甲子園を後にした。