往年の“怪物”とも比較 清宮の打撃をスカウトはどう見たか

公開日: 更新日:

「チャンスで結果を出す勝負強さ、ボールを正確にとらえる器用さはありますけど、高校1年生のときの松井や清原と比べたらまだまだ。彼らのようなパワーヒッターとは言えませんね」

 甲子園のネット裏で清宮の打撃をチェックしたある球団のスカウトがこう言った。

 準々決勝含む4試合で16打数8安打の打率5割。2試合続けて本塁打を放つなど、計4試合で8打点。本塁打まで打った1年生のどこが「まだまだ」で、「パワーヒッター」じゃないのか。

「脚力を含めて絶対的なパワーがないしフォロースルーも小さい。打つポイントが体に近く、ボールを最短距離でとらえているので基本的にはセンターから左方向へライナーを飛ばすタイプなのです。スイング自体もコンパクトで、レベルよりダウンスイングに近いため、打球も上に上がりづらい。ホームランバッターがよく、とんでもなく高いファウルフライを打ち上げますけど、そういう飛球がいまの清宮にはありません。松井や清原が1年生で甲子園デビューしたときと比べると体のキレ、躍動感、スピード、パワーで物足りない印象ですね」(同)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”