早実の怪物・清宮が与えた衝撃の数字に日テレ&巨人“垂涎”

公開日: 更新日:

「土曜の午前中にこの数字。これはちょっとあり得ない」

 日本テレビのスポーツ担当者がこう舌を巻く。

 NHK総合が中継し、早実の清宮が甲子園1号を放った15日の3回戦・東海大甲府(山梨)戦が関東地区で平均17.7%(ビデオリサーチ調べ、以下同)17日、分かったのだ。さらに2号を打った準々決勝・九州国際大付(福岡)戦は、平均16.2%をマークしている。

 この日テレ関係者が、「是が非でも巨人に欲しい」と力を込めるのは、今の巨人にそれだけ危機感を持っているからだ。

 たとえば今年のオールスター。ファン投票で選出されたのは、中継ぎ部門の山口ただ一人という惨状だった。球団関係者もこう言う。

「戦後の球団史上最年少主将に就任した坂本がファン投票の遊撃部門で3位。防御率リーグトップのエース菅野が先発投手で8位だった。はっきりいって“惨敗”です。これは、球団内にも衝撃を与えた。かねて次期監督の有力候補に松井秀喜の名前が挙がるのももちろん、人気面の起爆剤が欲しいから。朝一番の試合で18%近い視聴率を取り、甲子園をパニックにする集客力。2年後と言わずに今すぐ欲しい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし