早実完封負け…鮮烈デビューの清宮は通算19打数9安打2HR

公開日: 更新日:

 早実の清宮幸太郎が19日の準決勝、対仙台育英戦で5試合連続安打を放った。

 仙台育英の3点リードを追う三回だ。2死一、二塁で、この日2度目の打席が回った。

 マウンド上は仙台育英の右腕佐藤。初球、143キロの外角高めストレートを振り抜くも、ボールの上っ面をたたいてしまう。バウンドした打球は二遊間へ。二塁手が回り込んで捕球したが、体勢が逆で二塁ベースにタッチできない。バックスクリーンに「H」のランプがともった。

 初回の1打席目は二ゴロ併殺だった。1死一塁で打席へ。1-1からの3球目、外角低めに鋭く落ちるフォークを打ちにいって、バットは空を切る。それまで経験したことのないような変化球だったか、清宮は打席で思わず苦笑いを浮かべた。続く4球目140キロのストレートを打ちにいって、やはりボールの上っ面をたたいてしまった。

 試合は仙台育英が三回に3点を先制、四回にも4点を加え、序盤で大きくリードを広げた。清宮の3打席目は六回裏でストレートの四球、八回の4打席目は2球目内寄り130キロのフォークを打ち上げて二飛。この試合は3打数1安打だった。

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