2年連続10勝のロッテ石川 “幻”の巨人にいたら年俸いくら?

公開日: 更新日:

巨人にいたら間違いなく球界トップクラスの年俸と注目を集めていたはず。運命のいたずらだよね」

 ある球界OBがこう漏らすのが、8日の楽天戦で今季10勝目(11敗=防御率3.21)を挙げたロッテ石川歩(27)のことだ。

 ルーキーだった昨年は10勝8敗で新人王を獲得。今季も3位・西武とCS争いを繰り広げる中で、あっさり2年連続2ケタ勝利を飾った。

 2年前のドラフト。石川は巨人と相思相愛の関係だったことから、誰もが直前まで「巨人の一本釣り」を疑わなかった。ところが、ロッテがまさかの横ヤリを入れて1位指名。重複した巨人とクジ引きの結果、ロッテが交渉権を獲得し、石川の巨人入りは「幻」となった。

 1年目から2年連続2ケタ勝利(2年計25勝11敗)を挙げた巨人・菅野は、2年目に年俸が1500万円から7000万円に跳ね上がり、3年目には早くも1億円の大台を突破した(1億1000万円)。現時点で2年通算20勝19敗の石川も巨人に入っていれば、1億円に近い年俸はもらえたはず。だが、「ロッテ・石川」の2年目の年俸は菅野に遠く及ばない3700万円止まり。今オフの年俸も球団の懐状況を考慮すれば、どう頑張っても5000万円前後だろう。

 ロッテナインからも「巨人に入っていれば」との声が出るが、地道に頑張るしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情