「ビックリ」と減俸保留 強気のハム陽岱鋼に中田翔の影

公開日: 更新日:

 頭の中を見てみたい。

 2日に行われた契約更改で、4000万円ダウンの1億6000万円を保留した日本ハム陽岱鋼(28)。

「正直、ビックリしました。下がると思ってはなかったので」

 と話したが、日ハムの某選手は「あの成績で下がらないと思っていたなんて……僕らの方がビックリですよ」と、目を丸くする。

 陽は5月に左手を剥離骨折。7月に復帰するも、86試合で打率.259、7本塁打、36打点、14盗塁と低迷した。いずれも昨季より大きく劣る数字。なぜ、これで下がらないと思っていたのか理解に苦しむ。

 某球団OBは「最低でも現状維持と思っていたのでは」とこう話す。

「陽は中田に強烈なライバル心を抱いており、『チームリーダーはオレだ』と自負している。球団は2人の関係には気を使い、昨オフは何度も下交渉を重ねた上で両者に年俸2億円を提示。何とかバランスを取った。中田は今季もベストナインに輝くなど、大幅アップは確実。それだけに陽は『差がつくのは仕方ないにせよ、球団もオレのことはムゲにはしないはずだ』と、勝手に思い込んでいたのだろう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」