まるで後見人気取り G由伸監督を原氏“奔放発言”が悩ます

公開日: 更新日:

「何より選手がそう見るのが一番の弊害。前監督が構想を語ったりすれば、せっかく『自分の色を出したい』と腕まくりしている高橋青年監督は採用するか否か悩んで当然。しかも、もし失敗したら現場責任は現監督にあるわけです。『原前監督に言われたから』なんて口が裂けても言えませんからね」

 そりゃそうだ。前監督をないがしろにはできないが、助言を採用したらしたで、ナインに「操られているのでは」と思われるのもしゃくな話である。

「私の記憶だと、長嶋監督は原監督に禅譲した1年目の02年は表向きの発言を控えていたように思う。裏ではコミュニケーションを取っていたとしても、ミスターは自分の影響力のせいで原新監督が思う存分、指揮を執れなくなることを心配したんだと思います。一般の会社だってそうでしょう。辞めた社長がウロウロして経営に口出ししたら、新社長はやりにくくて仕方ない。原前監督にはどこか不完全燃焼に終わったという心残りがあるのでしょう。ただ、政権は交代している。新監督をそっと見守りながら、途方に暮れた時のみ手を差し伸べるのが一番。前任者がしゃしゃり出ていいことはありません」(コジロー氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性