広島・黒田の現役続行に巨人スコアラーが喜んでいる理由

公開日: 更新日:

 広島黒田博樹(40)が来季も現役を続行することで、ライバル巨人の中には意外にも喜んでいる人間が多い。

 まずはエースの菅野智之(26)である。対戦相手は好投手の方が燃えるタチ。今季は「一番意識する」と言う広島のエース前田と4度対戦し、3勝1敗と勝ち越した。前田は来季、米大リーグ挑戦が決定。その代わりになるのが黒田の存在だ。

 菅野にとっては、憧れを通り越して崇拝する投手。黒田がヤンキースで活躍していた頃の著書を熟読し、参考にしていたという。巨人に入団当初は「投球の考え方とか日本(広島)とメジャー(ヤンキース)で同じでは通用しないと(黒田の)本に書いてあった。黒田さんは日本でも実績を残している。自分の投球スタイルをガラッと変えるのは難しいのに、考え方がすごい」と目を輝かせながら話していたものである。

 今夏、原前監督に推薦されて出場した球宴で、黒田と初めて言葉を交わした。興味があるメジャー時代の調整法やトレーニング法などを質問攻めにし、快く答えてくれたと感激していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは