現役続行明言から1週間…澤穂希“引退決意”までに何が?

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 澤は10日、健康関連企業タニタが選定する「健康大賞」に選ばれ、都内で行われた表彰イベントに参加。「来年も一生懸命にプレーします」と話している。ここ1週間で引退を決意せざるを得ない「何か」があったということなのだろうか?

「8月にJ1仙台のスタッフの辻上裕章氏と結婚した。澤は、それこそ20代の頃から『40歳までには子供を生みたい』と話していた。もし妊娠が発覚したとなると、澤にとっては来年のリオ五輪よりも妊娠・出産・子育ての方がプライオリティーが高い。あっさり『引退することにしました』となるでしょうね」(前出の関係者)

■皇后杯獲得に向けて

 妊娠していないとなると、澤の引退表明そのものに「なぜこのタイミングだったのか?」という疑問符がつく。

 電撃的な引退発表は「皇后杯のタイトルを取るため」と話すのは、澤をよく知る女子サッカー関係者だ。

「実は、昨年から力が急速に衰えていることを澤自身、自覚していた。ボールを奪いにいってもかわされる、奪っても相手のプレスにさらされて奪い返される、フリーで味方にパスしたボールが相手に渡る……といった場面が明らかに増えた。実際、なでしこ1部の対戦相手の監督は、試合前のミーティングなどで『澤のところにボールが収まった時がチャンス。プレスをかければ奪えるし、ミスも誘発できる』と話すようになった。もう“澤穂希らしく”プレーできないことを悟った彼女は、今季限りの引退を考えるようになり、発表のタイミングを探っていた。澤は、置き土産として皇后杯のタイトルをチームにもたらしたいと考えた。準々決勝を3日後に控えたチームにピリッと緊張感が生まれ、一気に優勝まで突っ走れるだろう――。そう考えたようです」

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