現役続行明言から1週間…澤穂希“引退決意”までに何が?

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 16日の昼下がり。テレビ画面に「澤穂希 今季限りで現役引退」のテロップが流れ、ビックリした人も多かっただろう。

 中学3年でなでしこジャパン入り。32歳で迎えた11年ドイツ女子W杯で世界女王となり、翌12年のロンドン五輪で銀メダルを獲得。15年カナダW杯では準優勝と、キャリア晩年になってから輝かしい結果を残してきた。

 W杯出場6回は男女合わせて世界最多。12年にはFIFA女子最優秀選手に選ばれ、男子部門を受賞したバルセロナFWメッシとの2ショットが世界中に配信された。

 なでしこリーグ1部の強豪INAC神戸のレギュラーとして今季もプレー。リーグは2位に終わったが、皇后杯はまだ勝ち残っており、19日の準々決勝でエルフェン埼玉と対戦する。この試合と23日の準決勝、27日の決勝が沢の勇姿を見る最後の機会になる。

 あるマスコミ関係者がこう言う。

「多くのサッカー関係者の間でも寝耳に水の話。何しろ、なでしこ1部のチームの監督が2週間ほど前に澤と会った際、『来年はリオ五輪もある。どうするつもりなんだ?』と聞いたら、澤は『来年までプレーしますよ。忙しくなりそうです』と即答だったと聞かされた」

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