アストロズが着々補強 今度はキューバの技巧派右腕獲得
今季10年ぶりのポストシーズン進出を果たしたアストロズが積極的な補強を進めている。
地元紙「ヒューストン・クロニクル」(電子版)ら複数の米メディアが伝えたところによれば、キューバ出身のカルロス・シエラ投手と合意に達した。詳細な契約内容は明らかになっていないものの、アストロズは21歳の右腕を当面は、マイナーで育成するという。
現在は祖父の母国であるスペインのクラブチームでプレーするシエラは、かつてキューバ国内リーグで3年間プレー。16歳以下、18歳以下のナショナルチームにも選ばれた。
剛腕タイプが多いキューバ人投手の中、シエラは制球力とキレで抑えるタイプ。オーバースローとサイドスロー、アンダースローを投げ分け、スライダー、カーブ、サークルチェンジと3種類の変化球を武器にしている。
今オフのアストロズはキューバ人右腕以外にも、去る12日には今季15セーブを挙げたフィリーズの守護神ケン・ジャイルズ(25)を獲得するなど、2年連続プレーオフ進出に向けて着々と補強を進めている。若手から中堅まで戦力が充実するアストロズはダルのレンジャーズにとって厄介な存在になりそうだ。