マエケンは米到着も 有力球団「争奪戦」続々撤退の不可解

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 遅々として進まない事態にしびれを切らしたのか。広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す前田健太(27)が14日、羽田空港から深夜便で渡米。米西海岸時間14日(日本時間15日)、ロサンゼルス空港に到着した。代理人を務めるアダム・カッツ氏と今後の方針について話し合うとみられる。

 それにしても不可解だ。日本のマスコミが「大争奪戦」と煽っていた前田に大リーグ各球団が入札した気配すらないのだ。

 これまで前田には複数の球団が獲得に向けて調査を続けてきた。中でもダイヤモンドバックスは今年8月に球団幹部がこぞって来日し、前田の登板を視察。スチュワートGMは、「どの球団も欲しがる投手なのは間違いない。今オフの補強のトップターゲットで、当然、我々のリストにも入っている」と公言し、移籍先の最有力候補とみられていた。しかし、サイ・ヤング賞右腕のザック・グリンキー(前ドジャース)を6年総額2億650万ドル(約250億円)で獲得した途端にトーンダウン。スチュワートGMは「以前ほどの関心はなくなった。積極的に動くことはないだろう」と冷たく言い放っている。

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