マリナーズ青木を悩ますア・リーグ西地区の“死球禍”

公開日: 更新日:

 来季は2年ぶりにア・リーグでプレーするマリナーズ・青木宣親(33)が再び、死球に悩まされそうだ。

 マリナーズが所属するア・リーグ西地区の総死球294個は東地区(277個)、中地区(249個)と比べてダントツ。エンゼルス(71個)、マリナーズ(70個)、レンジャーズ(63個)とリーグワースト3位までを西地区の球団が占めている(アスレチックス47個、アストロズ43個)。

 さらに各球団ともエース級がぶつけており、今季7勝をマークしたレンジャーズ・マルティネスはリーグワーストの13個。昨季最多勝(18勝)のエンゼルス・ウィーバーは同3位の12個、今季19勝のアストロズ・マクヒューも9個を記録した。同地区のライバル同士だけに、エース級が先頭に立ってぶつければ、報復死球によって、その数は雪だるま式に膨れ上がる。

 死球ラッシュは、青木にとって死活問題だ。

 今季はジャイアンツのリードオフマンとして打線を牽引。序盤から相手バッテリーの厳しいマークにさらされ、6月には右腓骨を骨折。8月には頭にぶつけられて脳振とうにより故障者リスト(DL)に入った。9月に復帰したが、再びめまいなどの症状を訴えてDL入りしたままシーズンを終えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも