ヤクルト山田はOP戦さっぱり それでも打撃コーチ楽観の根拠

公開日: 更新日:

「スロースターターになるのは理由がある。今年に限っていえば、守備力強化のため、キャンプ終盤にさしかかるまで、個別練習では特に守備を重視してきた。打撃はオープン戦を含めて形をつくっていくというスタンスです。打撃の仕上がりが遅れ気味になるのは仕方ない部分もある」(ヤクルトOB)

 加えて今年はさらなる成長のために、新たな取り組みをするつもりだという。

「走攻守において、例年以上にデータを生かすというものです」とは、チーム関係者だ。

 打撃に関していえば、山田は打席での感性を大事にしてきた。「打席に立った感覚が違うので、データ映像はあまりアテにしない」と話したこともあった。

「山田が持つ独特のひらめきなどを大切にしながらも、配球や捕手のリード、守備では打球方向、走塁ではカウントや投手のクイックのタイムなどを考慮し、より確率を上げていこうということです。プレーに対する“裏付け”をしていくというのが目的です」(前出の関係者)

 この時期はあくまで打撃を形づくり、相手のデータを収集する段階。感性に理論が加われば、まだまだ成長する可能性はある。心配はいらないようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動