連覇狙うJ.スピース 風に苦しみながらも首位キープ

公開日: 更新日:

【マスターズ 2日目】

 史上4人目の連覇か、とパトロンの注目を集めたJ・スピース(22)だが大会2日目はオーガスタの風に苦しめられた。

 1番、3番とバーディーを奪い通算8アンダーまで伸ばした時は、独走態勢に突入か、と思われた。ところが5番パー4で、2メートルのバーディーパットからまさかの4パット。「頭の中では落ち着いていた」が、このダブルボギーからリズムが完全におかしくなった。

 8番のバーディーで1つ取り戻したが、9番、10番の連続ボギーは風を読み切れずにパーオンできなかったのが原因だ。

 15番パー5は2オンに成功して、手堅くバーディーを決めてスタート時点の6アンダー。しかし16番はピンを大きくショートして3パットボギー、17番は2打目が風に乗ってグリーンをオーバーし、アプローチも寄らずにボギー。上がり18番はカットに打った2打目が風に流されて右バンカー。脱出は6メートルと寄せきれなかったが、これを沈めてトップの座をキープした。

「今日はメンタル面で大きな試練を与えられた。平常心を保ってプレーするのが難しかった。それでもリードを守ることができたのは幸運だと思う。3日目はさらにタフになるかもしれない。2位との差はあってないようなものだ」(スピース)

 マスターズは経験が成績を大きく左右する。スコアを落としたが昨年覇者で首位キープのスピースはまだ有利といえる。大会3日目はキャリアグランドスラムを狙うR・マキロイとの、世界ランク2位、3位のガチンコ対決が見ものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ