信頼関係を実感 イチロー3000安打はマーリンズだからこそ

公開日: 更新日:

 7日のロッキーズ戦でメジャー通算3000安打を達成した、マーリンズ・イチロー(42)。しかし、大記録を成し遂げたのはチーム事情によるところも大きい。

 ヤンキース時代から同僚のプラドは「ナインみんなが彼を支え、互いに認め合っている。信頼関係を実感しながら試合をすることは大きな違いがある。それが好調の理由だろう」と話す。

 渡米した01年から所属したマリナーズでは同僚から孤立。ナインからは「ヒットを打つことしか考えてないヤツがいる」「殴ってやりたい」という声すら出ていた。

 12年シーズン途中にトレードで移籍したヤンキースはスーパースターの集まりで、ファンやメディアがシビアな球団。ここでもイチローは馴染めなかった。

 それがマーリンズ2年目の今季は代打出場が多いとはいえ、打率3割超えだ。前2球団と異なり、マーリンズは若手中心。すでに「レジェンド」のイチローは彼らの尊敬の念を集め、イチローも彼らに心を開いた。特別扱いされることで人間関係が円滑になり、大記録へとつながったようなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も