信頼関係を実感 イチロー3000安打はマーリンズだからこそ

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 7日のロッキーズ戦でメジャー通算3000安打を達成した、マーリンズ・イチロー(42)。しかし、大記録を成し遂げたのはチーム事情によるところも大きい。

 ヤンキース時代から同僚のプラドは「ナインみんなが彼を支え、互いに認め合っている。信頼関係を実感しながら試合をすることは大きな違いがある。それが好調の理由だろう」と話す。

 渡米した01年から所属したマリナーズでは同僚から孤立。ナインからは「ヒットを打つことしか考えてないヤツがいる」「殴ってやりたい」という声すら出ていた。

 12年シーズン途中にトレードで移籍したヤンキースはスーパースターの集まりで、ファンやメディアがシビアな球団。ここでもイチローは馴染めなかった。

 それがマーリンズ2年目の今季は代打出場が多いとはいえ、打率3割超えだ。前2球団と異なり、マーリンズは若手中心。すでに「レジェンド」のイチローは彼らの尊敬の念を集め、イチローも彼らに心を開いた。特別扱いされることで人間関係が円滑になり、大記録へとつながったようなのだ。

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