難コースに大苦戦…日本ツアー女子プロは“低レベル”揃い

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「日本ツアーでプレーする選手の低レベルを露呈したようなものです」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「ラフが深ければフェアウエーをとらえる技術が要求され、それでもラフに入ったら、インパクトを緩めずにボールを転がしたり、上げたり、止めたりするテクニックが求められます。米ツアーで戦うプロには、タフなコースでスコアをまとめるノウハウが備わっています。ところが日本では普段からタフな設定で試合をやっていない。バーディーがたくさん出た方がファンが喜ぶからと、ラフは短く、ピン位置も難しくない。イ・ボミテレサ・ルー申ジエも日本ツアーで長くプレーしているから、やさしい設定に慣れてしまっている。だからラフがちょっと長くなっただけで、アンダーパーで回れなくなるのです」

■“我慢比べ”ができず…

 大会前、小林浩美LPGA会長は「選手は通常の大会の1日で使う3倍の体力、4倍の気力がいると思う」と語っていたが、まさにその通りの結果になった。つまり体力、気力をフル活用しても4日間、アンダーパーで回れるプロがひとりもいなかったのだ。

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