実は空前のブーム 韓国女子ゴルフ界の恐るべき“世界戦略”

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 日本ではほとんど報道されなかったが、韓国で先週開催された女子大会「ハンファ・ファイナンスクラシック」(忠清南道=ゴールデンベイゴルフ&リゾート)に、藤本麻子(26)と大江香織(26)の2選手が推薦枠で出場した。

 日本ツアーに韓国人プロが大挙して押し寄せているのは、今では当然のことだが、韓国ツアーに日本人選手が出場するのは珍しい。主催者のハンファがこう説明する。

「日本ツアーでは韓国人選手が大活躍していますが、同時に韓国でも日本人に活躍してもらいたいのです。韓国から日本に行くだけでなく、日本から韓国に来て韓国人選手の強さや練習ぶりを見てもらい、その経験を通じて日本と韓国の交流を深めてもらいたいのです」

 大会の優勝賞金約2700万円は、日本ツアー最高額の日本女子オープン(2800万円)と大差はない。勝ったのは、世界ランク12位で韓国ツアー賞金女王争いトップのパク・ソンヒョン(22)。通算6アンダーで今季7勝目を挙げた。一方、藤本は10オーバーで43位、大江は予選落ちだった。

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