ヤンキース田中 あるか最優秀防御率&サイ・ヤングの2冠

公開日: 更新日:

 ヤンキース田中将大(27)が渡米3年目にして初の栄冠を手にするかもしれない。

 ここまで30試合(計193回3分の2)を投げ、ア・リーグ1位の防御率2.97をマーク(19日終了時)。日本人初の最優秀防御率のタイトル獲得を狙える位置に付けている。しかも、打者有利とされるヤンキースタジアムで防御率2点台(規定投球回以上)は至難の業。田中が防御率2点台でタイトル獲得なら、80年のルディー・メイ(2.46)以来となる。

 9月に入って米メディアはこぞってタイトル争いの行方を予想。ア・リーグのサイ・ヤング賞としてレッドソックスの右腕ポーセロ(21勝4敗、防御率3.08)、インディアンスの右腕・クルーバー(17勝9敗、同3.12)とともに、田中を有力候補に挙げている。

 田中はローテーション通りなら21日(日本時間22日)のレイズ戦を含め、今季は残り3戦に登板予定。このまま大崩れせずに2点台の防御率をキープしてタイトル獲得なら、サイ・ヤング賞との2冠は可能か。

「最優秀防御率のタイトルはもちろん、打者天国とされるヤンキースタジアムで2点台は評価に値します。シーズンを通じてローテーションを守っただけに貢献度も高い。田中に投票する記者は少なくないはずですが、今季のサイ・ヤング賞レースは混戦模様です。現状では田中も含めて誰が選ばれてもおかしくはないと思います」(スポーツライター・友成那智氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  1. 6

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    メジャー挑戦組出場の追い風になるのか? 巨人岡本は「絶対に出たい。ただ…」

  4. 9

    阿部巨人かつての盟友・李承燁氏に打撃コーチ緊急打診の深層…来季首脳陣発表後にナゼ?

  5. 10

    星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ