マエケン自己最短KO 今季約13億円ゲットもPSに不安残す

公開日: 更新日:

 ドジャースのルーキー右腕がレギュラーシーズン最後で息切れか。

 前田健太(28)が2日(日本時間3日)のジャイアンツ戦に登板。2回3分の2を9安打5失点でKOされ11敗目(16勝)を喫した。ポストシーズンに向けた調整登板とはいえ、投球回数2回3分の2、被安打9ともメジャー自己ワースト。レギュラーシーズン最終戦でケチを付け、同地区のライバルであるジャイアンツのワイルドカードによるポストシーズン進出を後押しする形となった。

 前田はジャイアンツ打線に立ち上がりを捉えられ、一回は先頭打者から3連打で2点を先制される。二回には下位打線に長打を浴びるなど、4長短打で3点の追加を許すと、三回2死一、三塁のピンチの場面で降板。これで前田は地区優勝を決めた後の登板で2戦連続のKO。

 前田は7日(日本時間8日)からのナショナルズとの地区シリーズでは10日(同11日)の3戦目(ドジャースタジアム)の登板が決まっている。初戦に先発するエースでサイ・ヤング賞左腕のカーショウ(今季12勝4敗)は過去2勝6敗、防御率4.59とポストシーズンで結果を残せていない。1、2戦目(左腕ヒル)の結果次第では新人右腕には好投が求められる。

 この日の登板で32試合に達し、先発試合数の出来高は満額(150万ドル=約1億5000万円)となり、今季の年俸は1290万ドル(約12億9000万円)。高給取りの仲間入りを果たした前田はチームをワールドシリーズに導けるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは