本田頼みと珍交代で豪と分け 「ハリルの限界見えた」の声

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■「本田と心中」が唯一の策

 試合後の会見でハリルホジッチ監督は、1トップの本田について質問されて「もっとホンダのパフォーマンスが良ければ勝てたと思う」と発言した。これについても中山氏は「落胆させられました」とこう言う。

「監督の仕事は『本田をどのポジションに置くのか? どうプレーさせるのか? 疲弊して足が止まったら、どのタイミングで誰と交代させるのがベストか? を考えて実行すること』です。あのコメントから分かるようにハリルホジッチ監督は『本田が調子良ければ勝てる』『悪ければ勝てない』というサッカーしかできない監督ということになります。本田が年齢的なこともあって、衰えが隠せないのに“本田と心中する”ようなサッカーしかできない指揮官では、日本代表に明るい未来はありません」

 日本サッカー協会の西野朗・技術委員長は試合後、報道陣からハリルホジッチ監督が「次戦(11月11日の強化試合・オマーン戦=カシマサッカースタジアム、同15日のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦=埼玉スタジアム)も指揮を執るのか?」と聞かれて「もちろん」と即答した。負ければ解任論が噴出しただろうが、引き分けたことで命拾いのハリルホジッチ監督。これは日本サッカーにとってマイナスではないのか――。

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