V逸も年俸大幅減なし? 巨人選手を“数字重視”査定が救う

公開日: 更新日:

 象徴的なのが、抑えの沢村拓一(28)だろう。

 今季は、セーブ機会で失敗すること8度。優勝争いが佳境に入った8月の広島戦では、1点リードの九回2死走者なしから菊池に同点弾を浴び、サヨナラ負けのきっかけをつくった。V逸を決定づけたとされるこの試合を含め、とにかく手痛い黒星が多かったものの、数字の上では37セーブを挙げ、自身初のセーブ王のタイトルを取った。

「防御率こそ、1.32から2.66に悪化しましたが、セーブ数と登板数は昨季を上回っている。2年連続60試合以上登板は大きなプラス評価だし、タイトル獲得も有利な材料。4敗という数字も他球団の守護神と比較すると多くはない。査定のポイントは多岐にわたるとはいえ、最終的には印象より数字が重視される傾向がある。ナインはアップもあるんじゃないか、と興味津々で見ていますよ」(チーム関係者)

 巨人ファンに何度も悲鳴をあげさせた男の年俸が、近日中に始まる契約更改で1億円からの増額もあり得るというのだ。

■複数年契約の途中で免れる選手も

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは