練習試合で好投 昨年ドラ1巨人桜井に先発ローテ入りの芽

公開日: 更新日:

 巨人桜井俊貴(23)が来季へ向けて踏みとどまった。18日の宮崎秋季キャンプ打ち上げを前に、昨17日に行った韓国ハンファとの練習試合に先発。3回を無安打無失点の好投で高橋監督にアピールした。

 昨年のドラフト1位で入団。開幕ローテ入りこそ果たしたが、登板は3月の1試合のみ。敗戦投手となったその試合で右肘を痛めて二軍に落ちた。その後、一度も一軍に上がることはなく、わずか1試合で0勝と期待を裏切った。

 背番号はたった1年で剥奪された。桜井が背負った「21」は日本ハムからトレードで移籍した吉川光に奪われ、「36」に変更。事実上の“肩叩き”でもある。

 抽選で外したとはいえ、今年のドラフト1位を田中正義ソフトバンク)に決めたのも「とにかく強い球を投げられる投手が欲しい。今のウチに足りない投手」と堤GMは説明している。必要なのは軟投派の桜井とは逆のタイプということだ。

 DeNA山口のFA加入も秒読みとなっていて、来季の先発ローテ争いは厳しい状況だ。それでもチャンスはある。来年3月にWBCが開催されるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も