日本実業団陸上競技連合 西川晃一郎会長インタビュー<中>

公開日: 更新日:

■経営者の視点

――しかし会長、銅メダルのラップは、オレゴンのナイキプロジェクトというレベルの高いプロ集団に所属し、ソフトもハードも万全な環境の中、元マラソン選手のサラザールの指導のもと、日々緻密な練習をしています。例えば、陸連の長距離・マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古(利彦)リーダーが、30人の有望選手を年間に6カ月、または、メダルを取るため五輪の選考レースまでナショナルチームに選手を預けてくださいと大胆な要求をしてきたら経営者は認めますか。

「現時点では強化策や方針が具体的にどうなるかわかりませんが、経営者の立場からすれば、自分たちの社員や契約社員が、国民が皆でおもてなししようとする五輪のために、協力しようということにNOと言う者がいるとは思いません。実業団連合の各会長ともお話ししますし、私も経営の場にいる、ないしはいた者としてそんなに違和感はないですね。選手の長期派遣がその企業の業績に影響を与えるとはとても思いません。逆に、自分の企業の選手が五輪で頑張ってくれれば社会貢献活動として、ステークホルダー(利害関係者)であるお客さまにも、株主さまにも胸を張って言えることです。自分のところにリターンがないと困りますが、経営者の視点では、例えば、代表候補の有力選手を数カ月派遣して欲しいということになった時、賛同しないとは考えにくいです」(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  3. 3

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  4. 4

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  5. 5

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー

  1. 6

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン

  2. 7

    ついに1ドル=163円突入で「円安倒産」ラッシュ深刻懸念…すでに前年同期から3割増

  3. 8

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    震災で家族を心配する選手たちに星野監督が怒号「おまえらは野球だけしとりゃあええんじゃ!」