WBCが好影響 メジャー復活狙う燕バレンティンまるで別人

公開日: 更新日:

 DeNAとの開幕戦。ヤクルトの4番、バレンティン(32)。四回の2打席目に右翼フェンス直撃打を放つと、中村の中前打で二塁から激走。好スライディングで先制のホームを踏んだ。

 2安打1打点の活躍を「去年一年間、引っ張ろうとしてゴロになるケースが多かったので、バットに逆らわずに内側にバットを入れることを心がけた」と振り返ったバレンティンは、オランダ代表としてWBCに出場。全試合で4番に座り、打率.615、4本塁打、12打点と大会2冠の活躍で外野手部門でベストナインに選ばれた。

 昨季まで特に走塁、守備で怠慢プレーが目立った。何度言っても改善されないため、首脳陣もサジを投げていた。それだけに、WBCで躍動するバレンティンに真中監督は「うちでもあれくらい一生懸命やってくれたらいいのに……」と漏らしたほど。この日の全力プレーには「ああいうプレーをしてくれるとチームの士気が高まるので継続してほしい」と喜んだ。

 WBCが終わってヤクルトに合流した際、「結果を残せばメジャーへの道も開ける。そのための1年契約」と明言した通り、メジャー復帰の色気がプラスに出ているようだ。ヤクルトのチーム関係者が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘