連続出場記録が火種に…阪神・金本監督2年目の“鳥谷問題”

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 今から気にしている球団関係者は少なくない。

 不動の遊撃手だった鳥谷敬(35)は昨年、極度の不振から7月24日の広島戦で先発から外され、12年3月30日から続けていた連続フルイニング出場が667試合(歴代4位)で止まった。

 連続試合出場は継続中で、もっか歴代3位の1752試合。金本監督が記録した同2位の1766試合(同1位は2215試合の衣笠祥雄)を抜くのは時間の問題だが、「鳥谷の記録は火種になる可能性がある」と、古参OBがこう言う。

「金本は鳥谷の記録には配慮すると公言しているものの、それがリスクをはらんでいることは金本自身が一番分かっている。何しろ現役晩年、金本は記録のためだけに途中出場することに苦しんでいたし、自分が途中出場すれば、若手や打順の下位を打つ者がベンチに下げられることも気にしていた。昨年から鳥谷は打撃だけでなく、堅実だった守備でも失策が目立ち、今年のオープン戦でもポロポロやっていた。金本の連続試合出場記録は俊介のまさかの二盗失敗で途切れたが、鳥谷が昨年のように不振続きなら、記録のためにベンチに下げられる選手は面白くない。監督の判断次第ではチームにヒビが入る」

 阪神は星野監督になってから和田前監督まで、1年目はBクラスでも2年目は優勝か2位という成績だ。「鳥谷問題」がこじれて2年連続Bクラスなら、監督自身の立場も危うくなる。

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