8試合連続2ケタKの秘密…楽天・則本は「脱いだらスゴイ」

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 プロ野球記録を更新する8試合連続2ケタ奪三振をマークした楽天則本昂大(26)。

 記録達成の裏側で危惧されているのが、ケタ違いの投球数だ。今季登板した全11試合で100球以上を投げ、1試合平均は116球。昨季と同じ28試合に登板した場合、シーズンで3248球を投じることになる。三振を狙えば、おのずと球数が増えることにはなるが、則本は身長178センチと野球選手にしては小柄。このままでは体が悲鳴を上げるのも時間の問題ではないかと不安視されているのだ。

 しかし、ここまで疲労や故障を防ぐことができた秘密は、鍛え抜かれた肉体にある。楽天OBは言う。 

「体幹がものすごく強くてしっかりしている。裸になったら、ものスゴイ体をしていますよ」

 則本は昨オフ、肉体改造に着手。そのひとつが「ダルビッシュ塾」への入門だ。ヤンキースの田中将大(28)や巨人坂本勇人(28)ら、計25人もの選手らと共にダル流のウエートトレーニングのノウハウを学んだ。チームの後輩で、共にダル塾に参加した松井裕樹(21)は「シーズン中、ご飯に行ったとき、トレーニングの話になって相談に乗ってもらうこともある」と話す。

 体に対する意識の向上は食事の内容にも変化をもたらしている。チームメートとの酒席でも則本はほとんどアルコールを口にしないという。

 ダル仕込みのトレーニングと知識によって、着々と「メジャー仕様」の体に近づいているようなのだ。

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