協会の聴取に逆ギレ 貴乃花親方に殴打事件“隠蔽”の疑い

公開日: 更新日:

 日を追うごとに新証言が飛び出し、もつれた糸がさらに複雑に絡み合ってきた日馬富士のビール瓶殴打事件。

 16日は、事件が起きた飲み会に同席していた白鵬が重い口を開き、「(日馬富士が)手を出したのは事実。ビール瓶は持ったけど、滑り落ちた。そこに私が入って止めた」と話した。

 しかし、同席していた力士に話を聞いた元小結の旭鷲山、さらに暴行を受けた貴ノ岩の兄らはメディアの取材に対し、「ビール瓶のほか、素手で30発殴られた」「灰皿やマイクも使われた」と主張するなど、互いの証言がことごとく食い違っている。一体、何が真実で、誰がウソをついているのか。

 そんな中、ひとつだけ明らかなことがある。貴乃花親方(45=元横綱)のウソがそれだ。

 日馬富士による暴行事件があったのは先月26日。その3日後の29日、貴乃花親方は警察に被害届を提出している。ところが、相撲協会が事件について知ったのは警察から連絡のあった今月2日だ。寝耳に水の協会は翌3日、殴った日馬富士と殴られた貴ノ岩、日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方(57=元横綱旭富士)と貴乃花親方に電話をし、ヒアリングを行っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも