白鵬はビール瓶否定 貴乃花親方“怪行動”の謎は深まる一方

公開日: 更新日:

 横綱日馬富士の暴行問題で、横綱白鵬が16日の朝稽古後に取材に応じ、現場への同席を認めて謝罪。日馬富士が貴ノ岩に「手を出したのは事実」としながらも、「(ビール瓶を)持ったのは持ったが滑り落ちた」と語り、ビール瓶での殴打を否定した。

 すでに鳥取県警は現場の飲食店など関係者の事情聴取を開始。傷害容疑で捜査し、日馬富士の聴取時期などの検討を進め、同席していた白鵬、鶴竜2横綱ら他の力士からも聴取し、事実関係を確認するという。

 九州場所を休場している日馬富士は、15日、いったん帰京後、再び福岡へ戻る“怪行動”。所属の伊勢ケ浜部屋に入る際、報道陣の問い掛けには無言を貫いた。

 また、現場に同席した関脇照ノ富士が九州場所5日目(16日)から休場。秋場所で陥落した大関復帰は消えた。同席した幕内力士の休場は実に4人目となった。

 事実関係が明らかになるにつれ、貴乃花親方の行動も不可解さが増している。親方が貴ノ岩の被害届を提出したのは10月29日。県警から報告を受けた協会側が今月3日に電話で事情を聴いたところ、「よく分からない」と答え、報道で発覚する14日まで被害届の件を協会に報告しなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー