巨人亀井が年俸5100万円更改 来季は“便利屋”が生きる道

公開日: 更新日:

 巨人亀井善行(35)が22日、契約更改交渉を行い、200万円アップの年俸5100万円でサインした。今季は109試合の出場で得点圏打率.382、代打打率.342、17打点と勝負強さを発揮。自身初の一軍フル帯同を果たした。

 巨人は今オフ、中日から本塁打王のゲレーロを獲得。ポジションは左翼が濃厚で中堅・陽、右翼・長野で外野のレギュラーはほぼ固まった。「外野は埋まったので、どうやって生きていこうかなと。だから1打席をムダにしたくない。得点圏で打ちたい。信頼してもらって、いい場面で打てるように。競争だろうけど、現実を見て自分のポジションを確立して、若手のバックアップをしていきたい」とベテランらしく、補強は慣れっこな様子である。

 かつては高橋由伸監督と共に沖縄で自主トレを行い、遠征先での食事に付き合う「一番弟子」だった。そんな亀井も来年36歳。もしダメなら、契約最終年の「師匠」と一緒に「引退」の可能性もある年齢になってきた。

 指揮官の延命に貢献する「チャンスでの一打」、重信ら「若手の指導役」、ゲレーロがコケた場合の「代役レギュラー」――。困った時のカメ頼みならぬ、「便利屋」としての働きを、高橋監督からは求められている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性