金本監督を支えられるのか 阪神新フロントに“内紛”の火種

公開日: 更新日:

■キーマンはロサリオ?

 フロントの責任問題になりそうなのは、ロサリオの成績だろう。獲得は球団の役員会で決定した案件。調査は前のフロントが行ってきたこととはいえ、2年で10億円近いカネを投資したにもかかわらずロクに働かないなんてことになれば、社長と副社長の責任問題に発展するのは必至だ。

 もちろん、金本監督も安穏とはしていられない。2年契約が満了した今オフ、長期政権を視野に入れて複数年契約を結んだが、監督の契約年数なんてあってないようなもの。成績や若手育成の成果については、よりシビアな目で見られるだろう。

 今年は2位通過でCSファーストステージを主催したこともあり、今年度の総売り上げは200億円を突破。営業面での勢いはある。「伏魔殿」ともいわれるように、阪神は内紛多発球団だ。05年以来12年間も遠ざかっているリーグ優勝を達成すれば、つまらない火種が大火にはならないだろうが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"