5戦負けなし西武 “超重量打線”にコーチ「これしかない」

公開日: 更新日:

あの打線には、ため息しか出ませんよ」

 と話すのは、パ球団のスコアラーだ。

 西武は開幕から5戦負けなし。リーグトップの31得点、同2位の5本塁打、打率.282と打線が猛威を振るっている。

「遊撃の源田と左翼の金子以外、スタメンは全員、一発がありますからね。菊池とウルフが投げるときは非力な炭谷がマスクをかぶるが、それ以外は森が捕手。スタメン9人中7人も長打があるので、西武戦で投げる投手の負担は大きい。といって振り回すだけでなく、チーム打撃にたけた選手が多いのも厄介です」(冒頭のスコアラー)

 昨季、西武で2ケタの本塁打を打ったのは6人。森はケガの影響で2本止まりだったが、15、16年は2年連続で10本以上打っている。西武の橋上作戦コーチは「打線は水物だ」と言いつつ、こう話す。

「今のウチの状況で優勝を狙うとなれば、これしかない。まあ、パワー重視といっても守備が悪いわけではない。昨季は盗塁数がリーグトップ(129個)と、走れる選手も多いですからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」