5戦負けなし西武 “超重量打線”にコーチ「これしかない」

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あの打線には、ため息しか出ませんよ」

 と話すのは、パ球団のスコアラーだ。

 西武は開幕から5戦負けなし。リーグトップの31得点、同2位の5本塁打、打率.282と打線が猛威を振るっている。

「遊撃の源田と左翼の金子以外、スタメンは全員、一発がありますからね。菊池とウルフが投げるときは非力な炭谷がマスクをかぶるが、それ以外は森が捕手。スタメン9人中7人も長打があるので、西武戦で投げる投手の負担は大きい。といって振り回すだけでなく、チーム打撃にたけた選手が多いのも厄介です」(冒頭のスコアラー)

 昨季、西武で2ケタの本塁打を打ったのは6人。森はケガの影響で2本止まりだったが、15、16年は2年連続で10本以上打っている。西武の橋上作戦コーチは「打線は水物だ」と言いつつ、こう話す。

「今のウチの状況で優勝を狙うとなれば、これしかない。まあ、パワー重視といっても守備が悪いわけではない。昨季は盗塁数がリーグトップ(129個)と、走れる選手も多いですからね」

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