根尾めぐり秋に再び…大阪桐蔭入学時“争奪戦”仰天の中身

公開日: 更新日:

 今大会を沸かせたひとり、今秋のドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾昂(3年)は、中学時代から注目されていた。岐阜・飛騨高山ボーイズ時代は投手として最速146キロをマーク。日本代表にも入り、当然のことながら争奪戦になった。大阪桐蔭入学を決めた際には、じだんだを踏んだ高校も多かった。

「医者の息子で成績優秀。ある大学の付属校は、『医学部』進学まで確約したそうです。中学時代はアルペンスキーでも全国制覇しているため、野球とスキーの二刀流を容認した学校もある。ある名門大学付属校は、有力OBが熱心に声を掛けた。かなりの伝統校ですが、このOBが恩着せがましかったみたい。それで根尾自身、将来はプロ一本と心が決まり、大阪桐蔭入学を決意したようです」(岐阜の高校野球関係者)

 今大会は3日の準決勝・三重戦で五回から2番手として登板。直球は最速で147キロをマークし、無失点の好投。3回戦の明秀日立(茨城)戦では1失点完投勝利を飾った。打っては5番打者として準決勝までで14打数7安打7打点。「二刀流」の活躍を見せている。 投手としても野手としてもプロの評価は高い。中3時同様、この秋もドラフト1位で「争奪戦」になるのは間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし